ちょっと特別な年末を体験してみようと、2023年12月31日の夜22時にランドマークタワー68階の日本料理店 四季亭で年越し蕎麦を味わってきた。
通常営業は終了している時間だが、大晦日の深夜だけは特別に年越し蕎麦だけが提供される。非日常でとても満足できる体験だったので、お薦めポイントを紹介したい。
四季亭 年越しそば
① 本格日本料理店の美味しさ
日本料理ならではの出汁のこだわりを感じられた。
鹿児島産枕崎の天日干しで熟成させた「本枯れ節」に利尻昆布の旨味を合わせたお出汁が、味わい深くて良い。日本の食文化である年越し蕎麦が、こだわりの国産食材で仕立てられているのは嬉しい。
お蕎麦はかなり本格的な茶そば。鮮やかなグリーンが印象的だった。つるつるとした食感も良い。
天ぷらは海老と舞茸と獅子唐。どれもサクサクで、素材の美味しさが詰まっていて幸せになれる。
温蕎麦と冷蕎麦を選ぶことが出来る。
温蕎麦の薬味はネギと七味、冷蕎麦は白ネギ、山葵、刻み海苔。
冷蕎麦はそば御膳のようで豪華な装い。そばの喉越しが良い。
② 特別な空間で迎える年越し
大晦日の夜22時前に向かった、みなとみらいの横浜ロイヤルパークホテル。
周辺の飲食店やショップは店仕舞いされている中で、新年の準備も整うホテル内を移動して、展望フロアに次ぐ高層階にある四季亭を目指した。
数寄屋づくりの和の佇まいの空間で、横浜の夜景を眺めつつ、雅やかなBGMを聴きながら頂く年越し蕎麦は、非日常の極みですごく特別感のある贅沢な体験だった。思い出に残る年末のイベントになるはず。
慌ただしい年末において、一年を振り返りながら優雅に年越し蕎麦を食べるのも良い経験になる。
③ 高いコストパフォーマンス
税サ込で1人前2,700円。
普段のディナーは客単価15,000円〜の本格的な日本料理店で、こだわり抜いたお出汁の蕎麦をこの価格で食べられるのはすごくコストパフォーマンスが高いように感じた。
それに加えて、大晦日の晩に夜景を眺めながら少し特別な雰囲気を味わう体験価値を思えば、むしろリーズナブルだと思う。
④ 並ばずに食べる年越し蕎麦
年越し蕎麦が提供されるのは大晦日の22:00から24:00(L.O. 23:30)で、予約は出来ない。
ということで予約無しで21:55頃にお店の前に向かうと、先に並んでいたのは2組。5分ほど待っていると案内されて、座席に着くことができた。
大晦日の年越し蕎麦というとすごく並ぶ(あるいは事前に予約しておく)記憶しかないので、こんなにストレスフリーで年越し蕎麦を食べられたのは新鮮だ。
⑤ ビジター利用も可能
ロイヤルパークホテルの宿泊客以外も利用できるのも嬉しい。
例えば近隣のウェスティンホテル横浜も年越し蕎麦を提供しているが、対象は宿泊客のみ。
開かれたホテルで特別な体験をできるのはすごくありがたいことなので、2024年も企画して欲しいな。