横浜駅・みなとみらいエリアから徒歩圏内に位置する”ハマの台所”こと横浜市中央卸売市場
その市場内に店舗を構える「鮨らぁ~麺 釣りきん 本店」に行ってきた。
市場ならでは雰囲気を感じつつ市場内を進むと、白い暖簾の綺麗なお店が目に入る。2021年オープンのとのことで内装はとても綺麗。
「鮨らぁ~麺」の店名の通り寿司とラーメンの組合せが特徴の飲食店で、内心(どっちつかずのありきたりの味では・・)と思っていた部分もあったのだが、本格派の握り寿司と魚介系の澄んだ旨味が凝縮されたラーメンはどちらも大満足で、満を持してこちらに紹介したい。
「鮨らぁ~麺 釣りきん 本店」
メニュー
看板メニューは、「醤油ラーメンと寿司5貫のセット」1,550円。
日替わり5貫と定番5貫を選べる(うち2品は共通)。お店の方によると日替わり5貫がオススメとのこと。
寿司8貫のセットも選ぶことができて、こちらは日替わり・定番の全メニューを頂ける。
私はちょうどお腹も空いていたので、「醤油ラーメンと寿司8貫のセット」を注文した。
この他、ラーメン単品、握り(5貫 or 8貫)単品、各種海鮮丼などもある。
まずはラーメンから。
煮干しをベースに、利尻昆布、椎茸の旨味を加えたという黄金スープ。
かえしには、たまり醤油・ほたて・あさりなど魚介系の旨味が凝縮されている。澄んだスープで、粉っぽい要素は全然ない。追い鰹も効いていて、旨味と香りが絶品。ずっと飲んでいたくなる美味しさ。
スープだけでなく具材にもこだわりを感じる。
店で煮込んだというチャーシューは非常に柔らかく、気付けば口の中で溶けている。
そして細切りメンマの食感、口をリフレッシュさせてくれる国産ほうれん草、九条ネギのほのかな甘みは、良いアクセントを効かせていて食べ飽きない。
圧巻は大ぶりサイズの海苔。非常に香り高く、美味しい海苔がスープにマッチしていた。それもそのはず、市場で120年近く続く老舗の蔦金商店さんの鮨用海苔を厳選してラーメンに使っているとのこと。
澄んだスープと選び抜かれた具材が、実に美味しかった。個人的にエリアNo.1ラーメンかも。
この日の寿司ネタはこちらの8貫。
- 本マグロ 中とろ(太平洋)
- ばちマグロ 赤身(太平洋)
- 活〆天然ぶり(函館)
- 真いわし(北海道·根室)
- 活〆すずき 昆布〆(神奈川·小紫)
- 活〆まだい ゆず塩(愛媛·宇和島)
- 海鮮お猪口丼(千葉·富津)
- ねぎとろ手巻き(太平洋)
横浜中央市場の買参権を活かした鮮度抜群の国産食材が中心で、どれも抜群にうまい。
プリプリの真イワシと、ゆず塩が抜群にマッチしている真鯛が特に美味しかった。
お猪口丼は、その器の形状を活かし赤酢の香りを存分に味わうことが出来て絶品。ツンとした匂いではなく、お酢の深みが海鮮食材と共に口に広がる新感覚だ。
手巻き寿司も間違いない。その大きな手巻きを頬張れば、海苔の上質な磯の香りとパリッとした食感から始まり、ネギトロのコクが広がり満足感に浸ることができる。
ラーメンも寿司もどちらもこだわりを感じる絶品メニューなので、せっかくならセットで注文するのを強くオススメしたい。ラーメンは麺ハーフも選べる。
アクセス
横浜駅きた東口からは徒歩20分程度
また、横浜駅東口から市営バス48系統(4番のりば)でもアクセス可能
「コットンハーバー」「東神奈川駅前行」循環にて『中央市場前』バス停下車すぐ(所要時間約10分)
みなとみらい駅からも徒歩20分程度。2番出口からパシフィコ横浜方面に向かい国際大通り沿いを北に進み、みなとみらい橋(*みなとみらい大橋とは違います!)の歩道を渡り左に曲がれば、こちらの写真のように市場が見えてくる。
市場は幾つかのエリアに分かれており、「鮨らぁ~麺 釣りきん 本店」は青果エリアに位置する。
道路を挟んで反対側の水産エリアにも幾つか飲食店があるので、間違えないように要注意。
鮨らぁー麺 釣りきん 本店
7:00~15:00
定休日 日曜日
予約不可
カウンター7席